ひな百合手記

関係性

真矢クロの煌めき、運命の舞台の眩しさ

 皆さん、ごきげんよう。今日も百合に、感情に、関係性に真剣ですか? 私は今日も真剣で、ちょっとばかし自信が付いてきたところでした。

「私ならば、いつかあの輝きに手が届くかもしれない!」

「そしていつかは——」

 そう、勘違いしてしまうくらいに。

 

 レヴュースタァライト第11話。

 その、感想。

 この記事は、私がいかに浅ましく、愚かで、傲慢だったか……それを痛感させられた話。

 『誇り』と『驕り』を少しばかり履き違えていたと、思い知らされた話です。

 

 

 

 

 

 まずはこちらをご覧下さい。

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 これは、視聴前に「こうだったら良いよね〜、これ、なんのプロポーズだよ」とか半笑いで言った、いわゆる推測です。まさか、これが来るなんて思ってない、来ればいいなぁ、なんて…そんな考え。

 しかし「その通りですが、私の方がもう少し……強い」とばかりに呆気なく、先を行かれたのだ。

 

『運命のレヴュー』

 2人1組で行う、変則の、レヴュー・デュエット。

 予想通りの、「Star Divain」のアレンジ。

 そこで繰り広げられたかれひか、真矢クロのレヴューは、ぶつかり合いは、その煌めきは、大きすぎる感情は、私の目を焼いた。


 天堂真矢が西條クロディーヌを意識していて。そして、誰よりも何よりもお互いの呼吸を、思考を、心を理解していたのはこの人だったというこの関係性! 

「この人となら、より高く、羽ばたける!」

 それを、他ならぬ真矢クロが魅せ、歓喜している状況!

 そして——それでもなお届かなかった真矢クロの行動。
 「私は負けてない!」と天堂真矢に噛み付いていた西條クロディーヌが敗北したあと、
「天堂真矢は、真矢は……負けてない……っ!」
「負けたのは私、私の方………!!」
と自らボタンを引きちぎり初めて涙を見せるその感情の爆発。

 それは降りるはず舞台幕すら邪魔したのか、自らと天堂真矢にスポットライトを当てさせるほどの感情。

 己を弱いと、敗者に位置づけてまでも守りたがったその誇り。その叫び。
 それが表れた「“私の”真矢」と呼ぶことの、大きさ。

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 そして、それに、フランス語で天堂真矢が応えるのだ。
 「私は負けていません」と。
 たとえ屁理屈、無理のある言葉でも、それでも天堂真矢は西條クロディーヌの前では「負けていない」と言ってのけるのだと。
「“私の”クロディーヌ」
 ——己の半身を預けるに値する存在だと。そう言ってのけたのだ。

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 ………
 私は元々、『これ』をプロポーズと想定していた。私は『これ』こそが二次創作で追いかけるべき『先』なのだと思っていた。


 けれど、違った。
 レヴュースタァライトという作品は、そんな予想も当然のように魅せ、当然のように凌駕していったのだから。

 

 私は今まで見て、聞いて、感じた関係性を元に、今後繰り広げるられるであろう展開を予想するなどという、平凡でも特技と言えるような、そんなことを磨いてきた。そして、その精度が上がっていくことに密かに喜びすら覚えていた。

 

「ああ、私も着実に『百合』を、『関係性』を、理解しつつあるのだ」と。


 ところが実際はどうだ? あらゆる展開は予想していたルート、その理想通り。「うん、やっぱりそう来るよね!」とワクワクしていた。

 ……なのに。なのになのになのに。

 私の想像力の手が掴んでいたのは——掴んでいると、思い込んでいたのは。水面に映る虚像でしかなかった。

 するり、と。あまりにも簡単に、しかし当然のように、この手をすり抜けた!

 

 大筋でいえば「予想通り」だったはず。落ち着いて眺めることが出来たはず。
 しかし、そこに秘められていた感情は、関係性は、キラめきは、この物語を形作る、あらゆる、何もかもが。
 あまりに、素晴らしくて。
 目を離せなくて。
 瞬きの間すら惜しいと、そう思わされて。
 ああ、『関係性を理解しつつある』なんて。なんて、浅はかで、傲慢な、驕りだったのだろうと。そう、心の底から思わされた。

 

 3話で天堂真矢が愛城華恋に知らしめた『同じステージにすら立っていない』というあの感情。
 大場ななが繰り返す再演の度に苦しんだ『眩しい』『届かない』というあの感情。

 

 奇しくも、それと似たような——けれどきっと、これもまた決して比べられない程度の小ささの——感情を、敗北感を、味わされたのだ。

 

 予想が外れたのではなく、すべて当たっているはずなのに「足りない」。真正面から受け止められ、そのうえでねじ伏せられたかのような、圧倒的な煌めき。真の意味で予測ができない運命のレヴュー。

 その煌めきに目を焼かれ、虚飾の塔から落ちたのだ。私は。

 

 ああ、まとめれば簡単なことだ。

「私は負けた」

 それだけの、つまらない話。

 

 

 以上が、今回の……10話において、私が書き残さなければいけないこと。

 読んでくださってる方がいたら、怪訝な顔をさせてしまったかも。その点は、素直に謝罪しなければいけないでしょうね。

 申し訳ない。

 真矢クロについての言及が少ないのは勘弁してほしい。なにせ、彼女たちはあの舞台で『すべて』を魅せた。だから、今更私に語れることは少なかったのだ。

 これは私の備忘録。

 ひな百合の日記。

 根本的には「私のため」である文章であることだけは、ご理解いただきたい。

 

 

 

 ——けれど、敗北した私にもまだ手を伸ばすことを許されるのならば、ひとつだけ。

 おそらくは予測材利が欠けているであろうこと。見せられても理解出来なかったこと。

 神楽ひかり——なぜ彼女が「華恋の煌めきは奪えない」と言いながらも突き落としたのか。

 なぜ「私を、私たちにしてくれて」と言い表したのか。

 副題の「されど舞台は続く The show must go on」は、悲劇のレヴューだけを意味するのか。

 

 

 来週までの一週間。精一杯、考え続けてみようと思う。

 

星見純那、赦しをありがとうという気持ち

レヴュースタァライト第9話

「星祭りの夜に」

 

 皆さん、もう9話は見ましたか? 私は見ました。まだの人はもうすぐ公式動画であがるはずなので、『見る前の解釈』などを今のうちに箇条書きでも用意することをお勧めします。

 

 これは、かねてからTwitterで叫んでいた解釈と一致……いえ、それ以上の『赦し』をもたらした舞台少女、星見純那へのどうしようもない感謝。そのための、短い文章です。

 当然、ネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゅんなななは『赦し』のカプである、あってほしいとは常々祈り続けてきましたが、まさかここまでの純度でくるなんて………

 

 着々と準備が進む、次のスタァライト。再演であって、大場ななの『再演』ではない、新しい舞台。

 変わっていき、先へ先へと進んでいく仲間たち。それは、『再演』の終わりの兆しでもある。

 倉庫教室、第99回目の星翔祭で使用された『星摘みの塔』を眺める大場なな。その場所で、ついに大場ななが星見純那に、でも、星見純那だけにすべてを暴露した。それは再演の決壊を前にした自暴自棄のようなものであって、直後に逃げ出すように立ち去るものだったとしても。星見純那だけが、真実を、知らされた。
 ——もしかしたら、「純那ちゃんなら、分かってくれるよね?」という願いも込められてたのかもしれない。それで答えも聞かずに出たのか。

 でも、だからこそ。既に彼女は壊れかけだったから。

 だから——愛城華恋の役割、「絆のレヴュー」はあんなにもあっけない。

 トドメを、大場ななの『再演』による保護より強い絆である『運命』をもって、大場ななに引導を渡すのが、愛城華恋の最大だから。大場ななが隠してきた「スタァライトなんて、あんな悲劇なんて大嫌い」という本音を引き出し、「みんなを守る」という建前じみた願いも取り払い、「みんなでずっとこの再演を演じてなきゃ——ダメ!」というワガママも、「華恋ちゃん」という涙声の嘆願すら押しのけ、次に進むという意志を、愛城華恋は示した。


 『再演』はあっけなく、潰えた。

 

 レヴューが終わった後。大場ななはあの中庭でひとり座っていた。もしかしたら、『再演』をはっきりと拒絶されたことで、寮に——みんなの輪の中に帰ることが出来なかったのかもしれない。
 けれど、それを星見純那は見つけてくれた。「ひとりぼっちの子を見つけてくれる」と大場なながかつて信じた、星見純那が。大場ななの『再演』の象徴、第1回目のスタァライトの脚本を持って。

 

「ずっと私たちのこと、見ててくれたのね」「何度も、ずっとひとりで」
 そう言って、その願いを尊重してくれた。

 

 偉人の言葉、かつて星見純那も励まされたのであろう言葉たち。そして——


「人には運命の星がある。綺羅星、明け星、流れ星。己の星は見えずとも、見上げる私は今日限り。

99期生、星見純那。

掴んでみせます、自分星!」


 ——そして、星見純那自身が掴んだ信条。そのすべてを尽くして、寄り添おうとしてくれた。

 

 だから大場ななも、ようやく素直になれたのだろう。「欲張りだったのかな、私」——それは奇しくも、2話で愛城華恋に敗れた星見純那の零した「考えすぎなのかな、私」と似た言葉。同じ座り方で。

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 「みんなを守る」「ずっと一緒にいずっとという願いの底の底、それでも消えなかった『もっと楽しく、もっと仲良くなれるように』という情熱。今回の『異常な再演』の方が、より煌めいている事実。それによって今までの『再演』を否定されているかのような恐怖。それらを吐き出して、「間違えてたのかな」と。

 

「なあんだ、あなたもちゃんと舞台少女なんじゃない」「もっといいものに、いい再演に」
「あっ…」
 けれどその願いを、星見純那は認めてくれた。

 

「舞台も、舞台少女も変わっていくもの」
 これから、いくらでも変われると、やり直せると言ってくれた。

 

「舞台少女なら——大丈夫」
「だから一緒に創ろう、なな。私たちで、次のスタァライトを」
 大場ななを——自身の努力を、未来を空転させ続けていた少女を赦し、受け入を、一緒に進んでいこうと。抱きしめてくれた。

 

 そうやって赦されて、抱きしめられて。ようやく大場ななは涙を流すことができた。

 『みんなの大場なな』として気を配り、輪の中に入れてもらえるように、無茶をし続けた少女が。「怖がりで、泣き虫」な。「子どもみたい」な、ありのままの姿を、感情を——「ごめんね」を。ようやく。

 

 星見純那は大場ななの過去を、『再演』を、その幼稚な、でも純粋すぎた願いを、決して否定しないでくれた。
 失敗してしまうこともある。泣いてしまうこともある。けれど、それを糧にすることこそが自分たち『舞台少女』だと。その心得なのだと。だから全部、次の舞台へ持っていこうと、言ってくれた。

 ああきっと。これこそが。大場ななに本当に必要な星だった。

 『再演』なんていう無茶ではなく。未来に向けて進む、その勇気。言葉として背を押してもらうこと。受け入れてもらうこと。それこそが。


 ありがとうレヴュースタァライト第9話。

 ありがとう、星見純那。ひとりの少女を救ったあなたは、大場ななを導いてくれたその煌めきは。疑いようもない、確かに輝く、ひとつの『星』だ。

 

 

スタァライトというキラめき

 みなさんごきげんよう。もうスタァライトされましたか? 私はされました。

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

 

 舞台少女たちがトップスタァを目指して歌って、踊って、奪い合う——激しく燃えるキラめきの舞台、レヴュー。大切な日常とそんな非日常が交錯するアニメ、それが『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』ですね。

 今期のアニメも数あれど、物語に浮かされる私が最も好きなアニメは、これで決まりました。超絶巨大質量感情のぶつかり合い、ばんざい。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第一話「舞台少女」 - YouTube

 

 このアニメはブシロードの舞台一体型コンテンツとして少し前から始動していたようで、すでに声優による舞台公演が行われていて。そのBDとコミカライズ、楽曲も出ていました。そしてアニメの楽曲発売も素早く、6話までの挿入歌はすでに発売しています。嬉しい。みんなも聴こう、そして観よう。

 

 はやく巨大感情に触れてスタァライトされてほしいです。

 そして、神楽ひかりと露崎まひるが互いに矢印を向けてしまったと仮定した時の感情のぐちゃぐちゃ加減を想像してみてほしいし、まひかりの沼に沈んでほしい。

 

ご挨拶

 ここに訪れた方は初めましてではない方が多いのだろうけれど、私はこれまでもいろんなものをいろんなところに散らかしてきているのですし、せめて整理をつける集積場のような場所くらいは用意しておこうと思います。 

 はじめまして。

 ナグーチカと言います。

 由来は、かの広大な北国で祖父母が孫へと用いるという「チカ(~ちゃん)」を使用したあだ名——をもじったあだ名。他に使用している方がいない、覚えやすそう、私がこれをとても好んでいるなどの理由から、ネットでも使用するに至りました。大切ですよね、愛着は。Twitterでも長年使用している名前ですが、詳しく尋ねられることはあまりありませんでした。やはり、アイコンから察して下さる方が多いのでしょう。どうか、元の名に恥じないように在りたいものです。

 ただ、最近は名前らしい、それこそ人名のようなものも考えていたりはします。なかなか難しいものですね。

 いままではここにいました。

pixiv → https://pixiv.me/500scarlet

Twitter → https://twitter.com/Qed495Scarlet

 これからもここ、特にTwitterにいると思います。

 

 ブログというものに手を出すなんて、自分でも思ってもいませんでしたが、せっかくこうして踏み出したのです。できる限りは、利用していこうと思います。理想としては……Twitterで乱雑に放った推しカプの欠片集め、公式から抽出した百合成分の増幅・編纂、考察など……そういったものをここに置きたいですね。何事も、きちんと仕上げて整頓することは大切しょうし、なにより、きっとそうして出来上がるものは私が好きな何かでしょう。そして、もし趣味が合うのなら、それを皆さまにも見てもらいたいですなら。

 私は路傍の石ですが、せめて、たまたま目に留めた人に「おや」と思わせられるようにありたいですね。

 それではみなさん、どうぞ、よろしく。